ペットシッターに預ける際のトラブルと対処法

ペットトラブル
東京都江東区のペット法務専門行政書士事務所です。
お気軽にお問い合わせ下さい。

ペットシッターとの間に起こるトラブル

・ペットシッターに来てもらったけどペットが怪我したみたい

・ペットシッターに来てほしいけど、信頼できるか不安

ペットシッターは最近人気がでてきている動物取扱業の一つです。ペットホテルよりも安価に済み、訪問型のシッターであれば飼い主さんから動く必要がないためとても便利です。しかし、トラブルも起こり得ます。トラブルが起こったときはどう行動するのがよいか確認しておきましょう。

本コラムはペット法務専門の行政書士が執筆しております。

ペット・動物に関する法手続きの専門家ですのでご安心下さい。

本コラムではペットシッターとの間に起こりうるトラブルを2つ挙げます。また、それらに対処するにはどうすればいいのか解説いたします。読んでいただくことで、トラブルを未然に防ぐことも出来る可能性があります。

ペットシッターとの間に起こり得るトラブルは、ペットが預けている間に怪我をしてしまうことと、考えたくはありませんが、家財を盗まれてしまうことです。

ペットが怪我をする可能性

飼い主さんとは別の人が一時的にお世話をするわけですから、ペットも普段と違う行動を取ることがあります。屋内にいても暴れたり、高いところに登って飛び降りたり、散歩中に逃げ出したりなどです。

知らない人が世話をする故のトラブルで、どの子でも起こり得るものです。

家財が盗まれる可能性

こちらは考えたくありませんが、知らない人が家に入ってくることにより起こる可能性のあるトラブルです。ペットシッターと言うとそれだけで見ず知らずの人であっても「ペットが好きなのかな?」とポジティブな印象を受けてしまうことも多いでしょう。

しかし、どうしても知らない人を家に入れている時点で起こり得るものになります。ペットシッターにそういう可能性があると言っているのではなく、どんな職業かは問わず、他人を家に入れる場合は常に起こり得る可能性があるということです。

対処法としては資格の確認、契約書、監視カメラ

ペットシッターとして活動するには第一種動物取扱業の登録を受けていなければいけません。登録を受けずにペットシッターをしているとなると違法の可能性が高いです。違法なことをしている人を信用はできないでしょう。東京都であれば「第一種動物取扱業の登録について 東京都保健医療局」から第一種動物取扱業者を確認することが出来ます。

次に確認すべきは契約書です。ペットを預けるときに交わすはずですが、この契約書に怪我をしたときにどこまで補償するか等の記載があるはずです。契約書がしっかり作られているか、ペットシッター側にやけに有利な内容になっていないかなど注意して下さい。なお、「一切の責任は負わない」といった責任のすべてを放棄するような規定は無効になる可能性が高いです (消費者契約法 | e-Gov法令検索)。

ペットの怪我が故意につけられたものでないかの確認や、窃盗が起きたときの証拠確保には監視カメラが一番効きます。ただし、カメラをつけていることはペットシッターに伝えましょう。

おわりに

本コラムではペットシッターに預ける際のトラブルと対処法について解説いたしました。

事前にシッターさんとはよく会話をしておき、契約書もしっかり確認することである程度は防ぐことができます。家に他人を入れることに抵抗がある人はペットホテルを利用しましょう。

もし怪我があり、シッターさん側に過失があるときは内容証明郵便を使用して治療費を請求することもできます。ご検討下さい。

タイトルとURLをコピーしました