犬や猫を飼い始めた時の手続き
- Qペットを飼い始めたけど、何をすればいいの?
- A
ペットフードやペット用品等の購入以外でするべきことは次に揚げるものです。
- マイクロチップの装着 (ペットショップ等から購入した場合は除く)
- 登録/登録内容変更
- 狂犬病予防注射・ワクチン接種
- 不妊・去勢手術
- 保険加入
始めてペットを飼い始めた場合、ペットフードやペットシートなど様々な用品を用意するかと思いますが、それ以外にもしておくべき手続があります。
本コラムはペット法務専門の行政書士が執筆しております。
ペット・動物に関する法手続きの専門家ですのでご安心下さい。
本コラムでは犬や猫を飼い始めた時しなければいけない手続きを解説いたします。ペットを飼い始めた方は是非御覧ください。
各手続等の解説
初めに一覧で紹介した手続等を個別に解説していきます。
マイクロチップの装着
マイクロチップとはペットに装着する極小のチップで、飼い主さんの情報を紐づけることができます。ペットショップ等でお迎えした場合はすでにマイクロチップが装着されているので問題ありません。
知り合いから子犬や子猫を譲ってもらった場合などはマイクロチップが装着されていない場合もありますので、その場合は装着しましょう。
実は犬猫販売業者以外であれば装着は努力義務となっています※。しかし、ペットが迷子になったとき等にマイクロチップがあると飼い主の情報を確認できるので飼い主さんと再開できる確率が高まります。努力義務ではありますが、装着することを強くお勧めします。
獣医師さんにマイクロチップを装着していただけます。装着してもらったらマイクロチップ装着証明書をもらいましょう。マイクロチップに関しては以下のコラムでも解説しております。
ペットの登録・登録内容変更
マイクロチップは装着しただけでは意味がありません。個々のマイクロチップの番号と飼い主さんの情報等を紐づけする必要があります。この作業を登録と言います。
新しくマイクロチップを装着した場合は、装着から30日以内に登録を行わないといけません。登録する際に飼い主さんの情報やペットの外見的特徴などを申請します。
ペットショップなどからお迎えした場合は、ペットショップの担当者さんからもご説明があったと思いますが、すでに装着されているマイクロチップに対応する登録情報を変更しないといけません。飼い主さんの名前や住所などです。
狂犬病の予防注射とワクチン接種
犬の場合は狂犬病の予防注射を年1回受けなければいけません。
また、必須ではありませんが、混合ワクチン等を犬や猫に打ってもらいましょう。特に、小さい子の場合は免疫力が低いこともありますので受けさせてあげましょう。
一部施設等ではワクチンを打ってないと入場を断られる場合もありますのでご注意ください。お散歩などは狂犬病の予防注射とワクチン接種が済んでから始めるのが良いでしょう。
不妊・去勢手術も忘れずに
みだりに繁殖させないためにも、できれば不妊や去勢手術をしておくと良いでしょう。あまりに幼いと手術を受けられませんので、その際は少し成長してから (6ヶ月あたりで) 受けられます。
男の子であれば性格が穏やかになったり、女の子だと出血 (生理) がなくなります。
ペット保険への加入
必須ではありませんが、ペット保険に加入することをおすすめします。
特に幼い段階から飼い始めると、体調を崩すことが比較的多いです。動物病院の診療代はそれなりにかかります。あまり高い保険に入る必要はないので、ミニマムなものでも入っておきましょう。
おわりに
本コラムでは犬や猫を飼い始めた時しなければいけない手続きを解説いたしました。
家族になってからは10数年一緒にいることになります。しつけなどは飼い主さんの責任として他の人やワンちゃん猫ちゃんに迷惑をかけないためにもしないといけません。
トラブルのない生活を送るためにも手続き等はしっかりしておきましょう。