ペットに関するビジネスで副業として始めやすいものを解説

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はじめに

Q
ペットに関する仕事で副業として始めやすいものは何がある?
A

スモールスタートで始めるには初期コストは低い方が良いです。飼養施設を用意するのは初期コストがかかってきますので、飼養施設を必要としないペットシッターや出張型のドッグトレーナー等は始めやすい種類になります。

ペットの数が子どもの数を上回ると言われるくらい増えています。それに伴いペットに関するビジネスもたくさんあります。中には副業から始められるくらいミニマルなものもあります。しかし、いくら簡単に始められるからといって必要な手続を行っていないと法律に違反してしまいますので気をつけましょう。

本コラムはペット法務専門の行政書士が執筆しております。

ペット・動物に関する法手続きの専門家ですのでご安心下さい。

本コラムではペットビジネスのうち、必要な要件が少ないものや、個人でも簡易に始められるものを解説します。ただし、いくら要件が少ない、簡易に始められるとは言っても命を扱うため軽い気持ちで行ってはいけません

結論を言うと、飼養施設を用意しなくてよいものが始めやすいものになります。

飼養施設が不要なものが始めやすい

ペットを扱う業としてはペットショップやペットホテル等が代表的です。しかし、これらは飼養施設という動物を預かったり、保管する施設が必要であり設備等にも数値基準が適用されています。これら施設や設備を揃えると初期コストがそれなりにかかってきてしまうため、飼養施設が不要なものの方が始めやすいと言えます。

ペットシッター

ペットシッターは最近人気がでてきている分野です。お客様のお家に伺い、ペットのお世話をしたりお散歩を代わりに行うのが仕事です。ペットホテルと違いペットを預かる施設を用意する必要がないため個人でも始めやすいです。

ペットシッターとして業を行うためには第一種動物取扱業の保管業の登録が必要です。

第一種動物取扱業の保管業の登録

出張訓練士

出張訓練士とはお客様のお家等に伺い、ペットのしつけを行う仕事です。こちらも施設を用意する必要がなく始められますが、選ばれる為には動物に関する資格等を取っておくのがよいでしょう。

出張訓練士として業を行うためには第一種動物取扱業の訓練業の登録が必要です。お客様のペットを預かってしつけを行う場合は飼養施設が必要になりますので注意してください。

第一種動物取扱業の訓練業の登録

ペットタクシー

ペットタクシーはペットの送迎を行う仕事です。ペットはほとんどの公共交通機関に乗ることが出来ますが、周りの迷惑を考える飼い主さんや、ペットの体調が悪くなってしまい急を要する場合はペットタクシーが便利です。

ペットタクシー業を行うためには、軽バンなどの車、運転免許、貨物軽自動車運送事業の届出が必要です。人を乗せて料金を貰うと法律違反になりますので気をつけて下さい。

貨物軽自動車運送事業の届出 (+車と自動車運転免許)

おわりに

本コラムではペットに関するビジネスで副業として始めやすいものを解説いたしました。

繰り返しますが、いくら始めやすいとは言え、一つの命を扱う仕事です。ペットを扱う以上は「副業だから」といった軽い気持ちではなく大事な命を扱っていると常に意識して真摯に行うようにしてください。

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