ペットシッターに関するトラブル事例とその対策方法

ペットトラブル
東京都江東区のペット法務専門行政書士事務所です。
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はじめに

Q
ペットシッターを利用したいけど、他人を家に入れて何かトラブルにならない?
A

ペットシッターの利用によるトラブルはたしかにあります。どういったトラブルが過去起こっており、それに対してどのような対策を事前にしておくべきかを考える必要があります。

ペットシッターは最近人気がでてきている動物取扱業の一つです。ペットホテルよりも安価に済み、訪問型のシッターであれば飼い主さんから動く必要がないためとても便利です。しかし、トラブルも起こり得ます。トラブルが起こったときはどう行動するのがよいか確認しておきましょう。

本コラムはペット法務専門の行政書士が執筆しております。

ペット・動物に関する法手続きの専門家ですのでご安心下さい。

本コラムではペットシッターとの間に起こりうるトラブルを3つ挙げます。また、それらに対処するにはどうすればいいのか解説いたします。読んでいただくことで、トラブルを未然に防ぐことも出来る可能性があります。

ペットシッターとの間に起こり得るトラブルは、ペットが預けている間に怪我をしてしまうことペットが逃げ出してしまうこと、及び家財を盗まれてしまうことです。

トラブル事例

ペットが怪我をしてしまう

飼い主さんとは別の人が一時的にお世話をするわけですから、ペットも普段と違う行動を取ることがあります。屋内にいても暴れたり、高いところに登って飛び降りたりなどです。

知らない人が世話をする故のトラブルで、どの子でも起こり得るものです。

ペットが逃げ出してしまう

ペットシッターに散歩を依頼した場合等で、ペットが急に走り出したり、リードをつける直前で逃げ出したりしてしまうことがあります。

こちらも飼い主さん以外の知らない人がお世話をすることによるトラブルです。

家財が盗まれてしまう

こちらは考えたくありませんが、知らない人が家に入ってくることにより起こる可能性のあるトラブルです。ペットシッターと言うとそれだけで見ず知らずの人であっても「ペットが好きなのかな?」とポジティブな印象を受けてしまうことも多いでしょう。

しかし、どうしても知らない人を家に入れている時点で起こり得るものになります。ペットシッターにそういう可能性があると言っているのではなく、どんな職業かは問わず、他人を家に入れる場合は常に起こり得る可能性があるということです。

対策方法

登録の確認

ペットシッターとして活動するには第一種動物取扱業の登録を受けていなければいけません。登録を受けずにペットシッターをしているとなると違法の可能性が高いです。ただし、会社等に所属しており、会社が第一種動物取扱業の登録を受けている場合はシッター個人は登録を受けていない可能性があります。

東京都であれば「第一種動物取扱業の登録について 東京都保健医療局」から第一種動物取扱業者を確認することが出来ます。

契約書の確認

次に確認すべきは契約書です。ペットを預けるときに交わすはずですが、この契約書に怪我をしたとき等にどこまで補償するか等の記載があるはずです。

契約書がしっかり作られているか、シッター側にあまりにも有利な内容になっていないかなど注意して下さい。なお、「一切の責任は負わない」といった責任のすべてを放棄するような規定は無効になる可能性が高いです。

監視カメラの設置

ペットの怪我が故意につけられたものでないかの確認や、窃盗が起きたときの証拠確保には監視カメラが有効です。ただし、カメラをつけていることはシッターに伝えましょう。

おわりに

本コラムではペットシッターに預ける際のトラブルと対処法について解説いたしました。

事前にシッターさんとはよく会話をしておき、契約書もしっかり確認することである程度は防ぐことができます。家に他人を入れることに抵抗がある人はペットホテルを利用しましょう。

もし怪我があり、シッターさん側に過失があるときは内容証明郵便を使用して治療費を請求することもできます。ご検討下さい。

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