警察犬の犬種
人より卓越した嗅覚を用いて活躍する警察犬。時には犯人に飛びかかり、時には嗅覚で痕跡を探す等非常に優秀な警察官の相棒として大活躍しています。
シェパードやドーベルマンのイメージがある警察犬ですが、そもそも犬種に決まりはあるのでしょうか。
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本コラムはペット法務専門の行政書士が執筆しております。
ペット・動物に関する法手続きの専門家ですのでご安心下さい。
実は決まりがあります。警察犬指定犬種というものが日本警察犬協会で掲載されています。
以下の7種類の犬種が警察犬になりうる犬種のようです。
- エアデール・テリア
- ボクサー
- コリー
- ドーベルマン
- ゴールデン・レトリバー
- ラブラドール・レトリバー
- ジャーマン・シェパード
どの犬種も体の大きい種類のようです。
また、警察犬には各都道府県が飼育管理し、訓練している直轄警察犬と、一般の人が飼育管理し、訓練している嘱託警察犬がいます。
警視庁ではシェパード26頭、ラブラドール・レトリバーなど10頭の計36頭いるようです(警視庁なんでも図鑑)。やはりシェパードが多いようです。
アメリカの警察犬の犬種は?
日本での警察犬の犬種はわかりましたが、日本以外、例えばアメリカだとどういった犬種が警察犬になっているのでしょうか。
Tactical Police K9 Trainingというサイトでは次の10犬種が警察犬として人気の犬種と紹介されていました。
- ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア
- ジャーマン・シェパード
- ブラッドハウンド
- ボクサー
- ラブラドール・レトリバー
- ドーベルマン
- ジャイアント・シュナウザー
- ビーグル
- カネ・コルソ
- ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
シェパードやラブラドール・レトリバーは日本の警察犬の犬種にもありますね。しかし、見慣れない犬種もいくつかあります。いくつか説明文がありましたので訳したものを記載します。
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ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアは最も人気の犬種の1つだそうです。非常に高い忠誠心を持っており、嗅覚が特に鋭く頭も良い犬種となります。
ブラッドハウンドは全犬種の中でも非常に敏感な嗅覚をもっており、とても穏やかな性格の犬種とあります。
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カネ・コルソは筋肉質な体を持ち、最も噛む力の強い犬種の1つになります。警察犬としてのパトロールには最適な犬種なようです。
おわりに
今回は警察犬として活躍する犬の犬種に関して紹介しました。
犬種毎に得意不得意はあるのである程度犬種が限定されているようですね。小型犬でも例えばチワワ等はセラピー犬として活躍しているのを見たことがあります。どんな形であれ動物と人とが共生していけるといいですね。