ペットの訪問火葬でのトラブルと予防法を解説

ペットトラブル
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訪問火葬は登録等が不要なため参入しやすい

・訪問火葬をお願いしたら後から高額請求された

・火葬の煙やニオイでご近所さんから文句を言われてしまった

場所や日時をある程度柔軟に決めることができるペットの訪問火葬はとても便利です。業者も参入してきており、様々な個人や会社が訪問火葬事業を行っています。しかし、ペットの訪問火葬には動物取扱業の登録等は不要で、車と火葬設備さえ備えてしまえば簡単に事業を行えるため参入障壁が低く、中には悪質な業者がいることも事実です。こういった業者とトラブルになるのを防ぐにはどうすればよいでしょうか。

本コラムはペット法務専門の行政書士が執筆しております。

ペット・動物に関する法手続きの専門家ですのでご安心下さい。

本コラムではペットの訪問火葬業者とトラブルになるのを防ぐ為に事前にできることを解説いたします。読んでいただくことでいざというときに本コラムを思い出していただければと思います。

簡潔に述べると、トラブルを防ぐ為には、相手方の詳細情報を調べておくことと、契約書を必ず読んでおくこと、事前にしっかり話し合うことです。

よくあるトラブル

ペットの訪問火葬に関しては特に専用の法律があるわけではありません。よって多くの業者が簡単に参入でき、悪徳業者の数も多くなってしまいます。

高額請求トラブル

初めに伝えられていた金額より後になってから何かと理由をつけて金銭を要求してくるケースです。火葬中に「お骨を入れる壺は別途かかりますが、どうしますか」と火葬されているペットを言わば人質のようにして要求してくることもあります。

ご近所トラブル

ちゃんとした設備を用意していなかったり、メンテナンスがよくされていないが為に、煙やニオイが周りに散布してしまいご近所さんからクレームを受けるパターンです。

設備をしっかりとしていれば煙などは殆ど出ないのですが、悪質な業者だと簡易な設備や整備されていないものを使用しているケースもあり要注意です。

事前に話をすり合わせていなかったことによるトラブル

電話で軽いやりとりだけで依頼してしまったが為に起こる場合等、事前に話をすり合わせていれば起きなかったであろうトラブルもあります。

大型犬等からだが大きいペットが火葬拒否されてしまった

ペットの訪問火葬車では火葬できるペットの大きさが決まっていることが多いです。大型犬等は火葬できない場合や、ハムスターなどのとても小さいペットだと骨が残らないような場合もあります。

お骨を返してくれなかった

こちらも事前に伝えておかなかったが故のトラブルです。お骨を返すのであれば別途金銭を要求されるようなケースもあります。

トラブルの予防法

業者の実態確認・口コミチェック

まずはちゃんとした業者かを確認しましょう。「ペット訪問供養協会」というものがありますので、サイトに業者名が記載されているか確認するのも一つの手です。口コミ等が見れるサイトなどで評判を確認するのもよいでしょう (参考: 出張ペット火葬(立会い)を料金と口コミで比較! | くらしのマーケット)。

契約書を確認

契約書は必ず確認してください。業者によっては契約書を交わさずに口約束だけで仕事をするところもありますが、そういった業者には依頼しない方が安全です。契約書は写しを交付されるはずですので大切に保管してください。

事前の話し合い

ペットの種類、大きさ、訪問してほしい場所、火葬車の大きさ、どれくらいの広さがあればいいか、お骨は返却してくれるのか、料金と追加でかかるオプションは何かなど事前に必ずすり合わせてください。そして、それらが契約書に反映されており、矛盾がないかをチェックしましょう。

相手とどう話し合うかによりますが、電話で話した後でも、確認の為に「こういった内容でしたよね」といったメールを相手側に出しておくことで証拠を残すことができます。

おわりに

本コラムではペットの訪問火葬でのトラブルと予防法を解説いたしました。

せっかくの最後のお別れですので、嫌な気持ちで終わることなくちゃんとした業者に依頼して綺麗に終わらせたいものです。事前の確認・話し合いと契約書はお忘れのないようにしてください。

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